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活動報告ブログ - 2011年11月

2011年11月15日(火)

文教常任委員会管外調査報告①

皆さん、こんにちは。

 

 さて、先週行ってきました文教常任委員会管外調査について報告をしておきます。

 

静岡県議会・静岡県教育委員会

 

 兵庫県では、高校普通科の通学区域について、16学区から5学区に再編するという素案に対し、現在検討が行われています。

 で、この度、平成20年度に10学区から全県1学区へと再編を成した静岡県に出向き、見直し後の県民の意見や再編が中学・高校に与えた影響等について、調査をしてきました。

 

 静岡県では平成15年、それまで推薦入試・一般入試制だった入学者選抜制度を、前期・後期制に変更しました。

 と、同時に前期の募集を県内全域からとし、後期募集においても、これまでの隣接学区からの受け入れ制限(定員の10%以内)を撤廃。

 これらの入試制度変更によっても、進路動向は従前とさほど変わらず、学区が事実上意味無いものとなっていました。

 

 これらを踏まえ、平成17年3月に出された 『静岡県立高等学校第2次長期計画』では、通学区域について「基本的に撤廃の方向で検討すること」となっており、パブコメ等、県民の意見も集約した結果、平成18年には、「通学区域撤廃が望ましい」との報告がまとめられました。

 

 もともとが10学区と少なく、更に入試制度の変更等も経て、ある程度の時間をかけた学区廃止であり、本県とは事情等も異なりますが、静岡県の現状としては、学区廃止による、著しい学校の序列化、地元高校離れ等々は、ほとんど見られず、データでも旧隣接学区からの流入は1割程度となっており、若干の選択肢拡大効果の他は、「概ね従前と変わらない」と言うことでした。

 

 全国的に学区の再編が進んでおり、全国都道府県の中で、全県1学区は21、2学区~9学区が23、10学区以上が北海道・福岡県と本県という状況です。

 

 再編を進めた地域からは、「概ね従前と変わらない」との見解が多いようです。

 

静岡県立静岡高等学校

 

 明治11年に開設された文武両道と生徒自治を基本とした伝統校。

 有名大学への高い進学率とともに、本年も甲子園に出場するなど、質の高い文武両道を実現し、将来社会のリーダーの育成を図るため、どのような取組を行っているのか調査してきました。

 まず、この武(部)の強さを下支えしているのは、静岡県独特の入試制度。

 選抜試験において、学校裁量枠というものが設けられており、原則募集定員の0~50%の範囲であれば、各校独自の選抜方法が認められています。

 静岡高校の場合、“野球の実力”で、定員の3%を裁量枠で募集しています。

 

 これらの裁量枠は、全く各学校による文字通りの“裁量の範囲”で決められており、各校の特色づくりに活かされています。

 

 ここで、心配されるのは全県1学区でもあり、学校の序列化が進まないかという点です。

 この点、データによると、旧学区以外からの生徒は25%で、他校と比べると高くなっております。私も「下宿している生徒、通学に1時間以上かかる生徒はどれくらいいるのか?」と、質問してみました。

 「下宿と言う点では、寮生活の野球部員のみ。通学に1時間以上の生徒は、いない」という回答でした。

 

 今回の調査を通し、静岡県では少子化の更なる進行を見据え、生き残りをかけた各学校間の“切磋琢磨”を促す取組が進んでいるように感じました。

 

 

 つづく

 

 

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