- 2011年03月24日(木)
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- 「活動報告ブログ」
原発
皆さん、こんにちは。
卒業式シーズンです。
今季は、予算委員会や本会議等の日程から、篠山小学校と篠山養護学校小・中学部の2校のみ出席することができました。
両校とも、今年は特に“普通に卒業式”を迎えられること、“平穏無事”のありがたさを深く感じる卒業式でした。
さて、福島原発では、危機克服に向け、命をかけた作業が続いております。
「日本の救世主になってください」とのメールエピソードは、日本中に大きな感動を与え、その任務にあたる方々への敬意を改めて呼び起こしました。
福島原発については、一刻も早く事態が収拾することを願うばかりです。
一昨年3月、東京電力の柏崎刈羽原発を議員団管外調査で訪ねました。
調査目的は、平成19年7月16日に発生した新潟県中越沖地震による、柏崎刈羽原発被災復興状況調査でした。
当時の報告書を読み返しますと、
『地質調査等に基づいて策定された基準地震振動の2~4倍の揺れが生じた。施設が受けた被害は3665件。一般照明の不具合等軽微なものが全体の約98%を占めるが、3号機所内変圧器の火災、6号機水漏れにともなう放射性物質の海への放出、7号機主排気筒モニタからの放射性物質の検出等の事故も発生。地震時稼働中であった3機と点検運転中1機を含め、全7機の原子炉は安全に停止した。』
とあり、その後の復旧による強化策も地震による揺れ対策が主だっています。
資料には、津波対策として、
『原子力発電所では、敷地周辺で過去に発生した津波の記録を十分調査するとともに、過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています。また、発電所敷地の高さに余裕を持たせるなどの様々な安全対策を講じています。』
とある程度で、『想定は超えない』との信念に基づき、想定を超えた場合の事柄は、安全保障も含めすべて“考えるに値せず”。
想定外での想定は、突き詰めると“絶対安全はありえない”につながりますから。
影響の大きさから考えますと、想定のハードルを更に高くしていくか、もしくは原子力を考え直すか。
世界中が考え始めています。
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